ご挨拶

暦の上では春立ちましたが

世間ではコロナウィルスが猛威を振るい、不安な日々が続きますが皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

毎年1月には国の無形民俗文化財「伊勢大神楽講社」の御一行が、病院を訪れます。

 

伊勢大神楽講社は約800年前から、高齢・病弱などで〝お伊勢参り〟ができない人々のために、伊勢大神楽が地方巡業をされているそうです。

 

まず病院のお祓いをして頂き、その後笛太鼓の音曲に合わせ、2頭の獅子が優雅な舞を奉納して頂きます。調べてみますと、

演舞には家元により様々だそうですが、当院では楽々の舞をして頂いております。

 

楽々の舞とは、笹の枝葉に御幣を付けた忌竹を猿田彦が持ち、悪霊や災危が襲って来ないように、番をする。ところが猿田彦がまどろみ、眠ってしまうと、隠れて様子をうかがっていた獅子が猿田彦に戯れかかる。最後に猿田彦は忌竹を左右左に振って祓い清め、獅子もその中を舞い清める。豊年を祝い、来る年もよい年でありますようにと祈念する舞だそうです。

 

偶然にも、今年は地元の幼稚園生が病院の前を通りがかり、獅子舞をみて頂くことが出来ました。

今年も無事に1年が過ごせますように、また皆様のお口の健康を守れるように自己研鑽して参ります。