1歳を過ぎても歯が見えてこない!?

こんにちは、『草津市のはいしゃ。大上歯科』です。

赤ちゃんの歯が生えてくる時期は、一般的には生後6カ月頃から9カ月頃にかけてだといわれています。多くの子の場合、まず下の前歯が2本生えてきて、次に上の前歯が2本生えてきます。個人差がありますが、4カ月頃から生えてくる子もいれば、1歳を過ぎてもなかなか歯が見えてこない子もいます。

早い子と比べて「うちの子は遅いのでは?」と心配になることもあるかもしれませんが、赤ちゃんの成長スピードはそれぞれ違います。歯が生えてくる時期は1年程度の幅があるため多少遅くとも、生える順番が多少異なっても、心配することはありません。あまり気にせずしばらくは経過を見守ってください。

 

乳歯が生え始める時のサイン

①食欲が落ちる

歯ぐきの不快感や痛みが原因で赤ちゃんの食欲が一時的に落ちることがあります。

②何でも噛む・かじる

乳歯が生えてくることで歯ぐきにむずむずを感じるため、赤ちゃんが何でも噛みたがる・かじりたがることがあります。お口の中に手や指、おもちゃなどを入れてしまうことがあります

③よだれが多くなる

赤ちゃんに乳歯が生え始める頃はよだれの量が多くなることがあります。

④お口の周りに湿疹ができる

よだれの量が増えるのにともない、乳歯が生え始める頃は赤ちゃんのお口の周りによだれによる湿疹ができることがあります。

 

⑤泣いたり、ぐずったり、夜泣きがさらに増える

当たり前のことですが、乳歯が生え始める頃に歯ぐきの痛みや不快感により、赤ちゃんがさらに泣いたり、ぐずったりすることがあります。

 

 

この時期の赤ちゃんは不快感を解消しようと、タオルやおもちゃ、自分の指など何でも口に入れようとします。しかし、赤ちゃんの身の回りにあるもの全てが、口に入れて安全なものばかりではありません。

歯ぐきのむずがゆさをまぎらわせるために、おもちゃなど歯ごたえのあるものをかみたがるので、赤ちゃん用の「歯がため」などを用意しておくといいでしょう。

歯固めは大事な理由

①歯並びに影響

歯固めを噛むことはあごの筋肉や骨の発達に繋がり、歯がきれいに生えるための土台作りができるため、歯並びにもいい影響をあたえるといわれています。

②噛む練習

赤ちゃんの噛む力のトレーニングになることが挙げられます。普段から歯固めで噛む練習をしていれば、次第に自分で噛む感覚が掴めるようになります。母乳やミルクを「飲む」から、離乳食を「噛む」に移行するための準備運動ができるでしょう。さらに、噛むことによる刺激で脳の活性化・発達が促されるともいわれています。

歯磨きへの抵抗感をなくす
歯が生えてきたら毎日の歯磨きが必要になります。歯固めを使っていると、口に物が入ることへの抵抗感が少なくなるため、歯磨きのスタートがスムーズになる可能性が高まります。

歯固めの選び方

歯固めを選ぶときに気を付けたいポイント

①安全性に配慮した形状

赤ちゃんが怪我をしないよう、形をしっかり確認することが大切です。尖っていると喉を突く危険性や、小さい部品がついているものだと誤飲の可能性があるため避けましょう。

②安心な素材であること

柔らかさや弾力性を重視するなら、シリコンや天然ゴムでできたアイテムがおすすめ。また木製やお米製などは口に入れても安心な素材のものもおすすめです。ただし、アレルギーの可能性もあるため、十分に確認したうえで購入しましょう。

③好奇心がくすぐられるもの

赤ちゃんがパッと見て認識しやすい、カラフルな色合いを選ぶのもひとつ。好奇心を刺激し、五感の発達に役立つでしょう。

④清潔にできるもの

口に入れて使うものであり、落としてしまうことも多いため、常に清潔にしておく必要があります。煮沸消毒、水洗い可能など、お手入れがしやすいものを選ぶことがポイント。

 

歯固めは、赤ちゃんのぐずぐずの解消に役立ちます。安心かつ取り扱いやすい素材や形状を選び、赤ちゃんの成長を見守って下さい。

大上歯科医院

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